たかやのやかた seasonⅢ

三鷹市議会の動向や、日々の活動などを記させて頂きます。

令和4年度・三鷹市議会議員研修

本日、令和4年度三鷹市議会議員研修が市議会全員協議会室のにおいて、公益財団法人 日本生産性本部 顧客価値創造センター研究員の田中優磨講師をお招きして開催されました。

講義内容は「市の総合計画と議会のかかわりについて」です。

三鷹市は以前より「市民プラン21会議」や現在行っている「マチコエ」など、行政の行う市民参加は先進的と言われておりますが、議会が市民の意見を聞く公聴会などは行われていません。

それを実現するため、これまでも議会基本条例を制定しそれが可能となるよう求めて参りましたが、議会では意見の一致をみる事はありませんでした。

今後も議会基本条例の制定は求めて参りますが、まずは議員間の討議が出来る環境を整えたいと思います。

例えば、ある政策について議会として市民の意見を聞かせて頂く事になった場合、議員同士の方向性がバラバラであれば、せっかく市民意見を聞いたとしても結局は議会内で意見が一致しないとの理由で市政に反映出来なくなるからです。

本日の研修で議会基本条例の大切さを再認識したとともに、何とか議員間討議の実現を目指したいと改めて感じました。

今後は先進市の視察も考えたいと思います。

 

東京都功労者表彰

去る令和4年10月3日、都庁第一庁舎において東京都功労者表彰式が行われ、私は「地域活動功労賞」を受賞致しました。

身に余る光栄でありますが、これもひとえに6期24年間お支え頂いた市民の皆様のお陰だと、改めて感謝する次第であります。

26歳で初当選してからこれまで様々な出来事がありましたが、昨今では当時では考えられないほどIT化が進み、人々の多様性も進み、ともすれば取り残されてしまいそうですが、市民の皆様の悩みが尽きない限り活動を続けて行きたいと考えますし、より良い三鷹市になるために今後も微力を尽くしたいと思います。

本日は河村三鷹市長へ受賞の報告を致しました。

市長も大変喜んで頂き、改めて身の引き締まる思いです。

河村三鷹市長へ地域功労賞受賞の報告

 

旧統一教会等による被害の防止・救済を求める意見書が否決

本日は第3回市議会定例会の最終日でした。

私は委員長として、会期中に開催された総務委員会の審査報告を行いました。

会派として、意見書「旧統一教会等による被害の防止・救済を求める意見書」を提出致しました。

内容を要約すると…

1・被害実態の早期把握と弾力的な救済

2・相談窓口の強化と予算増額及び職員研修

3・被害者救済を行う専門家や団体との連携及び支援

4・消費者契約法の抜本的見直しと第三者からの取消申し立てを可能とする法整備

5・マインドコントロールを行う組織に解散命令を可能とする法制度の調査会の設置

です。

残念ながら保守系無所属会派・自民党公明党の反対で否決されてしまいましたが、反対理由を述べて頂いた会派の主張は、宗教問題はデリケートである事、また意見書に固有名詞が記載されている事が理由でありました。

固有名詞が問題であれば、正式に提案する前にいくらでも修正は可能であったのに、そうした相談が無かったのは残念です。

安倍元総理が凶弾に倒れ、旧統一教会の被害者問題が改めてクローズアップされている今だからこそ、被害者救済というこの問題は市議会議員として国政の顔色を見る事無く向き合って頂きたかったです。

また、共産党が提出した意見書「旧統一教会の問題についての徹底究明・全容解明を求める意見書」も、保守系無所属会派・自民党公明党都民ファースト・無所属の議員さんの反対で否決されました。

内容は、旧統一教会自民党をはじめとする議員の癒着についてや、故安倍元首相と細田衆議院議長の教団との関係の調査、また旧統一教会が名称変更に至った経緯や解散命令を行う事を求めています。

なぜこの内容で市議会議員が反対されるのか、理解出来るような出来ない様な複雑な気持ちです。

私の所属している立憲民主党の国会議員も関係を持っていた人も居ますし、現在党では地方議員にもこれまで関係があったのか調査を行っていますので、これから対象者が公表されると思います。

政党に関係なく、正すべきは正し、救うべきを救う、そんな当たり前の事が出来ない政治が地方議員にも広がっていると思うと悲しくなります。

三鷹市新都市再生ビジョン(仮称)「案」の概要説明

本日、三鷹市議会全員協議会が開催され、三鷹市新都市再生ビジョン(仮称)「案」の概要説明がなされました。

高度成長期に日本全国で様々な公共施設が建設されましたが、現在、そして今後は更新時期が本格化する事から、厳しい財政状況に鑑み長期ビジョンを策定する事で負担の軽減を図りながら都市を再構築しようというものです。

優先プロジェクトとして「三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業」「国立天文台周辺のまちづくり」「市民センター再構築」が掲げられましたが、具体的な内容はこれから個別に議論されます。

このビジョンは令和5(2023)年度から令和17(2035)年度までを前期、令和18(2036)年度から令和44(2062)年度までを後期として区分されており、社会経済状況や構築物の状況の変化に応じて弾力的に見直しを行う事とされておりますが、協議会では財源の問題や優先順位の在り方などが議論されました。

私の質問は時間の関係で行えませんでしたが、疑問に思っているのは市長の公約である0円で庁舎をどの様に実現するのかという事です。

市長は定期借地権を利用する事で0円に近づけると話していますが、借地権にも一般定期借地権・事業用借地権・建物譲渡特約付借地権と3種類があります。

どの様な手法を取るかで30年・50年後の市政運営や借地人に大きな影響をもたらすと思いますので、将来、問題の火種になる様な事にだけはならないよう、今の我々が責任を持って考えなければと思います。

 

安田養二郎 元三鷹市長 お別れの会

8月28日、三鷹市市役所ロビー1階で開催された安田養二郎元市長のお別れの会に参列致しました。

安田元市長は令和4年2月15日にご逝去されました。享年91歳。

安田元市長とは私が初当選した平成11年から1期4年間のみのお付き合いでしたが、26歳でまだまだ若造の私に対し誠意をもってご指導下さった事を今でも良く覚えています。

当時、三鷹で大きな出来事であった三鷹市立アニメーション美術館ジブリ美術館)の建設をめぐっては様々な議論を行いました。

その後の一般質問や予算・決算の委員会などでも前向きなご答弁を頂き、とても頼りがいがあり信頼できる市長であったと思います。

毎年年末にはご挨拶へ伺っておりましたが、お元気でいらっしゃるものだとばかり思っていたのでご逝去は本当に残念でなりません。

生前、安田元市長は叙勲は気が進まないが、市民から選ばれる名誉市民なら是非頂きたいとお話されていたそうですので、ご存命のうちに名誉市民になられた事は良かったのだと思います。

その他にも市民のために様々なご功績を残された安田元市長。

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

みたか平和のつどい

今日は終戦から77年目の8月15日です。

三鷹市ではコロナウィルス蔓延の影響で2年間みたか平和のつどいが開催出来ませんでしたが、今日は感染対策を万全に3年ぶりの開催です。

この間、世界は平和とはかけ離れてしまっている出来事が多すぎて悲しくなります。

北朝鮮では核開発が進み、中国は急速に軍備を拡大し、ロシアはウクライナへ武力による現状変更を行っています。

歴史的・地政学的に各国でどの様な理由があろうとも、戦争で一番被害を被るのは何の罪もない一般市民です。

私は戦争を知りませんが、決して起こしてはならない事だという事は理解しているつもりです。

日本国内でも憲法を改正し自衛隊を明記する事で実力組織として保持しようとか、国防費をGDPの2%に引き上げるなどの議論がなされていますが、戦力を持てば持つほど他国は警戒し武力行使の口実を与えてしまう事にもなりかねないと考えます。

人類は戦争の世紀であった20世紀を経て21世紀を平和の時代とするべきなのに、何故か逆光している様にしか思えません。

その様な今だからこそ、改めて平和の尊さを感じ、愛する者を守ろうと命を散らした先達に思いを馳せる大切な日でありました。

私の選挙公約の一つである平和施策は、みたかデジタル資料館や今年度から始まった戦争体験者のお話をアーカイブ化する事で少しづつ結実していますが、これからも先達に恥ずかしくない様な国づくりの礎になりたいと深く感じます。

 

 

 

三鷹駅南口 朝の時間帯の規制解除を実現!

私の前回の選挙公約でもあり、長年に渡り取り組んで参りました三鷹駅南口のバスロータリーの混雑解消…

この度、その取り組みの一つである朝の時間帯の交通規制解除について実現する事が出来ました。

これは、今までロータリー北側交番前のタクシー乗り場で乗車し南方面に向かいたい場合、中央通りは朝7-9時の間は路線バス以外は進入禁止である事から三鷹通りまで出て南下していましたが、2022年7月13日より乗客を乗せた実車のタクシーについては7-9時でも通行可能とする事で、時間の節約と料金の低廉化に寄与したものとなりました。

この課題に関しては2016年から取り組んでおりましたが、この間、中村ひろし都議会議員をはじめ市の職員の皆様、そして何より乗客の利便性を第一に考えられて共に汗を搔いて頂いたタクシーの労働組合の皆様に心より感謝とお喜びを申し上げます。

それにしても、規制の解除・変更をするのにこんなに時間と労力が掛かるとは思いませんでしたので大変勉強になったと共に達成感でみたされます。

私がこれまで取り組んで参りましたこの課題の発端は、ロータリー内でバスが二重停車をしながら乗客を降ろしていてかなり危険な状況であったり、人口増や杏林大学井の頭キャンパスの完成でバス路線が増えた事により混雑が極まってきた現状を改善するための問題提起を、タクシーの乗務員で構成される労働組合であり、三鷹武蔵野地区で業務されている会社の組合でまとまって政策制度要求をされている武三地区連絡協議会の皆様から頂いた問題提起が発端でした。

問題提起は多岐に渡り現在も取り組んでいる最中ですが、これまで実現したいくつかの事をご報告致します。

・2016年当時、2020東京オリンピックパラリンピック開催に向け、タクシー   乗り場を車いす利用者が乗車しやすいものへと変更して欲しいとの要望には、交番前のタクシー乗り場を改修する事で実現出来ました。

ジブリ美術館明星学園ルートのシティバスがロータリー内に進入する事なく手前で乗客が降車出来る様、みたか観光協会の前に降車場所を新設しました。それまではロータリー内を乗車場までぐるりと回り込んでいましたので、渋滞しているとずっとバスの中に乗ったままロータリー内で待たされました。これで乗客の負担軽減につながったと思います。

・南口のコラル脇からさくら通り交差点までの中央通りにバスの待機が多く渋滞が起こっているとの課題には、タクシー事業者の皆様のお申し出を頂き、北側と南側の2か所あったタクシー乗り場の南側をバスの待機場所とし、バスが中央通りで出来るだけ待機しない様に致しました。しかし未だ中央通りのバス待機が散見される事から、ロータリー外での待機場所の確保を行政に求めています。因みに南側のタクシー乗り場は終バス(11時頃?)以降はタクシー乗り場として利用されています。

こうした課題を一つ一つ解消するため、バス事業者にも混雑しない様なダイヤの改正をして頂いたり、三鷹市地域公共交通活性化協議会でも分科会を立ち上げて頂き話を前へ進めて頂くなど、多くの皆様のご尽力を賜りました事に心より感謝致します。

今後の課題と致しましては、未だ解消していないタリーズコーヒー前のバス二重停車解消に向け、JR三鷹駅さんと話し合い敷地を提供して頂き手前の電車庫通りに降車場を設置する事、ロータリー外にバスの待機場所を確保する事、そして新たな課題として浮上した南側タクシー乗り場の復活等々ありますが、これからも市民の皆様の利便性向上に向け取り組んで参ります。

しかし、南口バスロータリーにおける諸課題の抜本的解消は面積的に手狭な現状では難しく、現在の取り組みはあくまで対処療法であると考えております。

やはり全てを解決するためには、三鷹駅前のマンション建て替え時による再開発(南口中央通り東地区再開発事業含む)等に合わせ、ロータリーのあり方とデザインを考えなければならないと考えます。

この点では河村市長とも認識が一致しておりますので、今後とも機を捉え改善策を提案し三鷹駅南口ロータリーの再構築を図って参ります。

7月12日までの規制。

7月13日からの新しい規制。